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ドイツ人アーティスト、カート・クランツ(Kurt Kranz)の作品集。バウハウス・デッサウ財団は、アーティスト、グラフィックアーティスト、実験映画の監督であり、1930年から1932年までバウハウス・デッサウ校で学んだ作者の素晴らしい作品を包括的に紹介する展覧会を開催した。1960年代にはジェネラティブアートやマルチプルアートのパイオニアとして活躍し、存命であれば2020年に100歳を迎えたはずであった作者の個性が光る作品を一挙に紹介する。バウハウスで作者はモホリ=ナジ・ラースロー(László Moholy-Nagy)、ヨゼフ・アルバース(Josef Albers)、ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)、パウル・クレー(Paul Klee)、ヴァルター・ペーターハンス(Walter Peterhans)、ヨースト・シュミット(Joost Schmidt)などに師事した。彼らの実験的な指導法は作者に消えることのない影響を色濃く残すこととなった。16シートからなる本シリーズ『DIE PROGRAMMIERUNG DES SCHÖNEN (PROGRAMMING BEAUTY)』のタイトルは、哲学者で情報理論美学の提唱者マックス・ベンセ(Max Bense)がプログラムされたコンピューターグラフィックについて著した本から由来している。作者の友人だったベンセは、作者の作品に「例えば、自由でありながら意識的な手段の選び方、創造行為の核心を教える」卓越した戦略としての「教育学的な影響」が現れていると評した。
by Kurt Kranz
portfolio sheets and booklet in a box
16 sheets + 16 pages
299 x 422 mm
color, black and white
2011
published by SPECTOR BOOKS
twelvebooks | トゥウェルブブックス
2010年に東京を拠点に設立されたアートフォトブック専門のディストリビューター”twelvebooks”。
ヨーロッパを中心に海外出版社の国内総合代理店として書籍の流通やプロモーションに加え、
関連作家の展覧会企画や来日イベントなど数多くのプロジェクトを手掛けています。
日本芸術写真協会(Fine-Art Photography Association)及び「The Tokyo Art Book Fair」のコミッティーメンバーを務めています。