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【etc.books】エトセトラ VOL.9

¥1,540 (in tax)

SOLD OUT

特集:NO MORE 女人禁制!
伊藤春奈(花束書房) 特集編集

定価

1400円+税

判型

A5判・並製

頁数

144ページ

表紙デザイン

福岡南央子

本文デザイン・組版

水上英子

発売

2023年5月26日

ISBN:978-4-909910-18-9

内容

「女人禁制」は、もういらない!

 

マイノリティへの差別・排除と深くつながる
「女人禁制」の歴史を探りながら、
国や家父長制が追い出してきたものはなにか、
その底にあるのはなにかを知る特集号。

 

昔から、宗教や伝統のかたちを借りて、特定の職業や場所、集団に女性を入れない仕組みをつくってきた国、日本。21世紀になっても、大相撲、甲子園、古典芸能、山、プロの厨房、祭りなどなど、多くの場に「女人禁制」文化が残っています。フェミマガジン9号目は、女性史を中心としたライター・編集者の伊藤春奈をゲスト編集長に、多様な書き手や語り手が集まり、この問題を考えます。

 

エッセイ、インタビュー、読者投稿、漫画、いまだ「女性」が登れない「大峰山」への質問も!  誰かをどこかに「入(い)れない」システムはもう終わりにしよう。

 

著者情報

特集編集

伊藤春奈(花束書房)

いとうはるな(はなたばしょぼう)

編集者・ライター。近著『「姐御」の文化史 幕末から近代まで教科書が教えない女性史』(DU BOOKS) 。「花束書房」名義で北村兼子の広報活動と、女性史を中心とした出版プロジェクトを主宰。花束書房から『ウィメン・ウォリアーズ はじめて読む女戦記』(パメラ・トーラー著、西川知佐訳)、『未来からきたフェミニスト 北村兼子と山川菊栄』(2023年5月刊行予定)を刊行。『群像』(講談社)にて「ふたり暮らしの〈女性〉史」連載中。

 

目次

目次


特集:NO MORE 女人禁制!

 

特集のはじめに


【読者投稿】
あなたが知っている「女人禁制」


【論考・エッセイ・漫画】
源淳子「『女人禁制』と天皇制」

堀越英美「『山の神』と『女芸人』に求められてきたもの」
柚木麻子「ラーメンいちから作ってみたら自然と腕組みしちゃってた記」
山崎ナオコーラ「『女人禁制』と『源氏物語』と出家、ついでに私」
はらだ有彩「能・卒都婆小町と私」
佐藤瑞枝「博多祇園山笠――このホモソーシャルな世界」
(地元の声/永島順子)
林葉子「〈女性の穢れ〉と近代公娼制度」
金貴粉「ハンセン病療養所に生きた在日朝鮮人女性たち」
川﨑那恵「『アナーカ部落フェミニストの会』創立への呼びかけ」
堀江有里「性への忌避――キリスト教の女性嫌悪・同性愛嫌悪をめぐる断想」
鳥山純子「家父長制はマザコン生成装置なのか――現在モロッコの嫁姑問題から」
牧野雅子「女性専用車両の存在は何を意味しているのか」


【インタビュー】
性善寺・柴谷宗叔「性的マイノリティも地元の人も誰もが入れる『みんなの寺』」

ナモナモ寺・野世阿弥「寺という場所から仏教やフェミニズムをちょっとずつ開く」
桂二葉「まっすぐ自分の声が出せるように」


【アンケート】
女人禁制「大峰山」への質問

「女人禁制」を続ける理由はなんですか?

特集のおわりに

 

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【寄稿】
吉田亜矢子「渋谷区、美竹公園・神宮通公園野宿者排除に抗して」
長田杏奈「被害者非難の温度を測る」

 

【対談】
小川たまか✕有馬ゆきみ「フェミニストのライターと弁護士が語る『性暴力』の周辺 VOL.1」

 

【漫画】
とれたてクラブ「ワタシってディ→バディ→バしてるから」

 

【新連載】
「祖母の話」/#1高柳聡子「光なき朝を生きて」
「北京会議の前と後」福田和子/第1回「日本各地から北京へ! 草の根の女性たち」
「アート・アクティビズム」北原恵/〈97〉渋谷パルコでゲリラ・ガールズ展――ポストフェミニズム時代の『アート』」

 

【連載】
「編集長フェミ日記」2022年12月〜2023年3月
「Who is she?」大橋由香子/第6回:取り上げる彼女たち
「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子
私のフェミアイテム:奥薗和子
NOW THIS ACTIVIST :末原真紀
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