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ブラジルの歴史において最も重要な建築家の一人であるイタリア人建築家、リナ・ボ・バルディ(Lina Bo Bardi)の作品集。作者は、「サンパウロ美術館(São Paulo Museum of Art)」や文化センター「セスキ・ポンペイア(SESC Pompéia)」など、大胆なモダニズム建築で有名な建築家である。アーティスト、建築家、デザイナー、作家、社会活動家として活動していた作者は、地元の工芸や素材を積極的に紹介した。作者による民主的なデザインは、インクルーシブであり、エリート主義的な組織から排除された人々にも門戸を開き、ブラジル内外のモダニズム運動の中で際立った美学を体現していた。このエッセイ集では、第一線で活躍する現代アーティスト、建築家、キュレーター、研究者が、作者について新たな視点を提示する。コンクリートや自然の活用法から土地特有の素材の再利まで、作者が選んだ建築素材に潜む概念的、社会的、政治的な哲学を、寄稿者たちが取り上げている。
本書は、図版と7ページ分の折込ページも収録されており、作者の代表的なプロジェクトからあまり知られていない作品に内在する思想的な戦略に新しい光を当てている。
by Lina Bo Bardi
softcover
272 pages
203 x 254 mm
color, black and white
2022
published by PRINCETON UNIVERSITY PRESS
twelvebooks | トゥウェルブブックス
2010年に東京を拠点に設立されたアートフォトブック専門のディストリビューター”twelvebooks”。
ヨーロッパを中心に海外出版社の国内総合代理店として書籍の流通やプロモーションに加え、
関連作家の展覧会企画や来日イベントなど数多くのプロジェクトを手掛けています。
日本芸術写真協会(Fine-Art Photography Association)及び「The Tokyo Art Book Fair」のコミッティーメンバーを務めています。