Sister x DEYROLLE
「Female Natural Scientists Collection 」


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DEYROLLE | デロール



DEYROLLEはフランス・パリにある自然科学と教育学のためのパリのメゾン。
ショップとしても利用出来、剥製や標本、自然史に関連する多くの専門的な書籍も販売しており子供から大人まで魅了する老舗専門店としても有名。

1831年、ジャン・バプティスト・デロール(Jean-Baptise Deyrolle)によって設立され、 息子のアシル(Achille)へと引き継がれたデロール。

当初は彼らの昆虫学への情熱から自然史コレクションの昆虫や狩猟用具を販売し、 次第に剥製や標本を収集・製作し成功を収めます。

1866年、祖父からエミール・デロール(Emile Deyrolle)に引き継がれた当時は 自然史に関心が高まっていた背景もあり、 ヨーロッパ中でたくさんの標本が製作されていました。
それらは後に自然史博物館のコレクションとなっていきます。
エミールは剥製製作、昆虫標本など多くの貴重なコレクションを販売しつつ、 それらの専門書籍の出版と販売も行いました。

現在、教育を大切に考えるDEYROLLEでは、 フランスのすべての学校や大学に提供されている科学機器、剥製、骨学、学校の家具や壁板に加えて、 多くの専門書がDEYROLLEから出版されています。
約120カ国の、学校、大学、技術センター、科学センターへの教材配布に協力しています。
またDEYROLLEは、剥製の分野で現在も基準となっています。
最も才能ある剥製師たちが、この巨大なノアの箱舟を再現しており、美しい鳥類、豪華な野生動物、 あらゆる大陸の哺乳類が、このユニークなギャラリーの部屋を埋め尽くしています。
そして、いくつかの例外を除いて、剥製のために殺された動物はいません。
動物園、サーカス、老衰や病気で死んだ農場から来たものであり、トレーサビリティが確保され、 ワシントン条約(CITES)に従って保護種が飼育され、出荷されています。

2008年2月1日午前5時、昆虫の展示場所から出火し、展示室にあった約90パーセントの昆虫標本と家具類を焼失してしまいました。 この貴重なコレクションを救うために世界中の個人収集家、企業、アーティストなどからの支援で “Association de Amis de Deyrolle”を設立。
火災の残骸からアーティストは作品を製作し、Chasseie'sが主催する自然美術館で開催されたオークションで販売されました。
また、エルメスは Henri de Linaresによる“Plumes”スカーフをカスタマイズ版として復刻、 Assouline Editionsは写真家Laurent Bochetが撮った剥製の写真集「1000°C」を出版、 SteidlもMartin d’Orgeval撮影による火災後に生まれ変わった昆虫展示をおさめた写真集「TouchE par le feu」を出版しました。

多くの支援によって、現在DEYROLLEは見事に復活を遂げ 今も世界中から愛され続けています。

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