国際女性デー 2021 Sister at 代官山 蔦屋書店2021.02.26 - 2021.03.21
Sisterでは毎年開催しております国際女性デーフェアを本年は代官山 蔦屋書店で開催いたします。
3月8日は世界中でジェンダー平等や女性のエンパワメントについて考える「国際女性デー」です。
渋谷のセレクトブティック・Sisterは、この取り組みに賛同し、
女性支援につながるアパレルグッズの発表やイベントの企画を行ってきました。
2021年はより幅広い世代に国際女性デーについて知ってもらうために代官山 蔦屋書店でフェアを開催いたします。
このフェアの売り上げの一部はフェミニズム関連書籍として企画に賛同いただいた渋谷区の図書館へ寄贈いたします。
本企画では女性アーティストに焦点を当て作品を通してフェミニズムについて改めて考えることを目的としています。
併せて展示する書籍の一部は図書館に寄贈するために選書したもので、興味を持っていただけたら購入も可能です。
私たちは、書籍を通して知ること・学ぶことが、ジェンダーギャップをなくすための必要な第一歩だと考えています。
幅広い世代がフェミニズムを当たり前とする、ジェンダーバイアスに左右されない、ジェンダーフリーな社会を共に目指します。
今年の支援グッズはフェミニストのための出版社「エトセトラブックス」の、オリジナル商品をご提供いただきました。
このTシャツの売り上げの10%が、図書館へ寄贈する書籍の費用にあてられます。
for 国際女性デー
I READ FEMINIST BOOKS t-shirt10% will be donated to the library as feminist books
¥4,500-(w/o tax)
10% donate(¥450)for 国際女性デー
etc.voices, etc.books t-shirt10% will be donated to the library as feminist books
¥4,500-(w/o tax)
10% donate(¥450)
長尾(以下N)- 今年の国際女性デーのグッズ、ご提供いただきありがとうございます!
エトセトラは毎号を読み進めていくうちに、自分自身のフェミニズムに対する価値観が育ってきている感覚があり、
フェミニズムを身近に感じられる本ばかりだと思います。Sisterはずっと女性たちだけで運営していて、
お客様のほとんどが女性です。是非エトセトラブックスさんを入り口にフェミニズムに触れてもらいたいと思っています。
松尾さん(以下M)- エトセトラブックスはフェミニズムにまつわる様々な本を手掛けるフェミニストプレスです。
社名は、作家の松田青子さんが名付けてくれました。エトセトラ(etc.=などなど、等々)という名前には「これまで『等々』で括られてきた、多様であるがゆえにまだ伝えられていないフェミニストの声を届けていく」という思いが込められています。ジェンダーの研究書だけでなく、小説や雑誌なども刊行しており、年2回発行の雑誌『エトセトラ』は毎回新しい責任編集長がそのときに伝えたいテーマを特集しています。
N- フェミニズムを知っていくうちに、これまで如何に自分が窮屈な価値観の中で小さく生きてきたか思い知らされました。
私たち世代からジェンダーフリーな社会を目指し、次の世代につなげていくこと。今回の売上で図書館に子供から大人まで当てはまる書籍を寄贈する狙いもそこにあります。
そうすることによってジェンダーに囚われず、もっと自由に生きていけるのではないかと期待を寄せています。
M- フェミニズムは性差別をなくすための思想であり、運動です。フェミニズムを知れば、これまで心にあった「生きづらさ」が自分だけのせいではない、 自分だけではないと気づけます。
そして、この社会に空気のようにはびこる性差別に目がいくようになると思います。
N- 先日の東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の前会長の森氏の発言にあるように日本社会全体のジェンダーギャップはまだまだ根深いです。
とても腹立たしく、違和感のある発言だと思いましたが、その後多くの方々の声が反映され、世論全体が性差別を容認しない方向へ傾きました。
これは日本がジェンダーバイアスに対してのフラストレーションが一気に爆発したからだと思いました。
このままじゃダメだと思える人が増えていることに連帯を感じます。
M- 社会から性差別をなくす、これは誰にとっても大事なことのはずです。
まずはフェミニスト同士で連帯し、諦めずに声をあげていくことで社会を変えていきたいですね。
エトセトラブックス
フェミニズムにまつわる様々な本を届ける出版社。
刊行書は、年2回発行のフェミマガジン「エトセトラ」をはじめ、牧野雅子『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』、ベル・フックス『フェミニズムはみんなのもの』(堀田碧訳)など。2021年1月から東京・新代田に、
古今東西のフェミニズム書を集めた同名のBOOKSHOPをオープン。
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松尾 亜紀子
エトセトラブックス代表・編集者。1977年生まれ。
出版社で15年間編集者として勤めたのち、2018年にフェミニスト出版社「エトセトラブックス」を設立。
性暴力の根絶を目指すフラワーデモ呼びかけ人のひとりでもある。
寄贈予定選書(全25冊) (写真は一部装丁)
読書する女たち / さよなら、男社会 / わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い / 説教したがる男たち / 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。 / ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた / 男社会がしんどい / フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学 / エトセトラVOL.1 特集:コンビニからエロ本がなくなる日 / エトセトラ VOL.2 特集:We♡️Love 田嶋陽子! / エトセトラ VOL.3 特集:私の 私による 私のための身体 / エトセトラ VOL.4 特集:女性運動とバックラッシュ / 男も女もみんなフェミニストでなきゃ / 北欧に学ぶ小さなフェミニストの本 / 愛という名の支配 / 自分ひとりの部屋 / 持続可能な魂の利用 / ある協会 / CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識 / 0歳からはじまるオランダの性教育 / おうち性教育 / ちいさなフェミニスト宣言:女の子らしさ、男の子らしさのその先へ / おんなのこだから / いいタッチわるいタッチ / 女の子だから、男の子だからをなくす本 (順不同)