明日少女隊

明日少女隊は、2015年に誕生した、様々な性別の第4世代若手フェミニストによる、社会派アートグループです。 明日少女隊は「すべての性の平等がみんなの幸せ」をテーマに、展覧会やパフォーマンス、レクチャー、インターネットを通じて、日本の女性が抱える社会問題についての作品の発表やアクティビズムを展開しています。 現在の日本社会は、女性の進出が進みつつあるとはいえ、いまだに男社会の側面を多く残しています。 男社会とは、一見、男性に有利な社会のようですが、実際には、当の男性ですら十分に恩恵を受けているとはいえません。 女性の家庭や社会における悩みは相変わらず解決されぬまま、男性も、長期に渡った不景気の影響で格差は広がり、正規雇用と非正規雇用との分断、労働環境の悪化による鬱や過労死の問題、また、父親不在で進む日本の子育て事情により、家庭に居場所がないなどの大きな悩みを抱えます。 しかし、社会からは男らしさを要求され続け、悩みを相談することさえできない。日本の男性の鬱や自殺の問題はとても深刻です。 男社会が、男性にすら十分な利益を与えないのなら、それは誰も得しない、単なる不平等社会です。 男性と女性の幸せは、合わせ鏡のように連動しています。 女性が社会でいきいきと活躍でき、移り変わるライフステージの中で柔軟に働き、男性と同等の収入を得ることができれば、男性は家庭における経済的プレッシャーが軽くなるでしょう。 また、男性にも同様に訪れるライフステージの変化に応じて、男性が家事や育児、介護にも時間をさけるような社会になれば、男性は家族との触れ合いを取り戻し、家庭に居場所がないなどと思う日はなくなるでしょう。 男性が、強くなくてはいけない、リーダーシップを発揮しなければいけないという価値観から解き放たれれば、男女が同じ目線でお互いを尊重し合うことができるようになるでしょう。 あなたの愛するパートナーが幸せな時は、あなたも幸せに感じるでしょう。 女性を解放すれば、男性も解放される。 人口の半分は女性です。そして、女性は、社会的に弱い立場にあります。 私たちは、この大勢の弱者がより多くの権利を得ることができれば、同じく社会的弱者であるLGBTなどのマイノリティーの権利獲得への強い追い風になると考えます。 平等だからこそ、みんなが幸せになれる。 私たちは、そう信じています。

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