Sister

THE GARDEN
THE GARDEN

STORY

『ザ・ガーデン』(1990年)は、
現代における救世主降臨の神話を描いた
デレク・ジャーマン監督の黙示録ともいえる作品。
主演はジャーマン監督の作品に多く出演する
ティルダ・スウィントン(『ドクター・ストレンジ』
『サスペリア』)が務めた。

自ら庭師として、理想の「庭」を追い求めた
デレク・ジャーマンは
本作『ザ・ガーデン』で旧約聖書に登場する
理想郷「エデンの園」と比較し描いたとされる。

制作中、HIV陽性であったジャーマンは死に直面していた。
サイモン・フィッシャー・ターナーによってサウンドトラックが作られ、デレク・ブラウンがデザインを手掛けた。

THE GARDEN

PROFILE

Derek Jarman
デレク・ジャーマン

1942年1月31日イギリス生まれの映画監督、舞台デザイナー、ダイアリスト、庭師、作家。
長編第一作『セバスチャン』を75年に発表、以後『ジュビリー』『テンペスト』をそれぞれのカンヌ映画祭、ベルリン映画祭に出品。マーク・アーモンド、スミス、ペット・ショップ・ボーイズらのプロモーション・フィルムを手掛ける。
86年、『カラヴァッジオ』がベルリン映画祭でプレミア上映され高い評価を得、翌年『ラスト・オブ・イングランド』が公開。
この作品は、LA批評家賞を受賞した。88年には、ベンジャミン・ブリテンの作品を元にした『ウォー・レクイエム』を監督。
90年、『ザ・ガーデン』を製作。92年、『エドワードⅡ』を発表し、ヴェネチア国際映画祭ではティルダ・スウィントンが主演女優賞を獲得し、ベルリン映画祭では国際批評家賞を受賞。
以後、93年に『ヴィトゲンシュタイン』『BLUE ブルー』を発表。94年2月19日逝去。52歳。

THE GARDEN

監督・脚本:デレク・ジャーマン
出演:ティルダ・スウィントン、ロジャー・クック、
マイケル・ガフほか
(1990年/イギリス・西ドイツ/95分/英語)
配給・宣伝:アップリンク