TOBALI | トバリ

日本を代表する作家・谷崎潤一郎の作品の中に”魅力は敢えて秘める事で昇華する”とあるように、 “秘める美”は日本独特とも言える美の概念です。
魅力を敢えて内側に秘める事で現れる、月や影のような幽玄で神秘的な美しさ。
“秘める美”は知性に創造を与え、新たな思考を巡らせ魅了します。
それは、華やかに彩る光のように煌びやかな本能を惹きつける美しさとは異なる創造的で前衛的な美しさです。
“秘める美”を表現するために、私たちは香りを手段に選びました。
日本には1100年以上前から香りを芸術として楽しむ文化が存在し、皇族や貴族たちは自身の財を投げ打って最高の香りを競い合いました。
400年以上の歴史をもつ日本香堂社とともに”現代に蘇らせた香り”を核とし、 新世代の才能溢れるパフューマー達と1100年の香りの芸術の歴史を紐解き、 香りの核「Hidden Japonism 834」を作り出しました。
“TOBALI” = 帳(とばり)とは日本語で、覆い隠し、秘める布。空間を隔てて見えなくする垂れ絹。を意味します。
秘める布で包み、隔てて見えなくなった向こう側の魅力を増幅し昇華させるため、”TOBALI”と名付けました。
TOBALIの香りは静かに広がり、月や影をイメージして命名された”陰の香り”は、神聖で深みがあり心を鎮めてくれる ジャポニズム・ウッディノートがラストに存在する、西洋のフレグランスの香調とは一線を画しています。
ボトルや箱は、全て白で統一。
古くより神聖な色として考えられている白。
日本の伝統的な文化を現代的な解釈で再構築し、繊細で神聖な白のみの旋律で”秘める美”を表現しました。

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